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ただの読書記録

大好きなアガサ・クリスティーの作品でも有名な「ゼロ時間へ」(早川書房)を読んだ。

読んだのは古い表紙の田村隆一訳の方。これ↓


ゼロ時間へ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-8))ゼロ時間へ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-8))
(1976/07)
アガサ・クリスティー

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あらすじ
殺人の企てられる瞬間から、物語は始まる。そしてそれから数カ月が経ち、殺人の瞬間「ゼロ時間へ」と時は流れる。


普通なら数行を要するあらすじだけど、ことこの作品においてはこれ以上の説明は必要ない。
推理小説といえばまず殺人が起こり、それから推理、謎解きへと話が進むというのが定石だった。
しかしさすがは新しい常識を作るのが得意なクリスティー。このお決まりの流れもぶち壊し、新たな流れを作り上げてしまった。
この作品の一番の特徴はこれだ。だから長いあらすじは必要ない。

「ゼロ時間へ」の巻末で福永武彦氏はこの作品のこの特徴を次のように述べた。
「作者はゼロ時間という思いつき、というよりも、それを実行にう付いている「その人間」つまり犯人を、初めに紹介することで、この作品の独創性を作った。従ってこの作品には、名探偵は必要ではなく、輝かしい推理なんかなくても作品は充分に傑作たり得るのである。(p.331)」

実にそのとおりだと思う。

しかし、この作品の魅力は「ゼロ時間」という話の展開方法だけに留まらない。
伏線の蒔き方とその風呂敷の畳み方も目を見張るものがある。

そして犯人が全然分からない。いくつも仮説を立てては崩し、立てては崩し…。
クリスティーの作品では登場人物が言ったことは真実とは限らないので、それも疑いつつ仮説をまた立てるが、それでもこれだ!というものは思いつかない。
というより、クリスティーの誘導にまんまと騙されてしまう。

誰かの説明が詳しく書かれると、「この人物を疑いなさい」と言われたような気がして、じゃあこの人は疑わないことにしよう、などと考えたりもするのだが、
ではあちらが怪しいか?と思うと、「そうそうこの人怪しいでしょう?」とばかりにまた違う人物の説明が書かれるので、すっかり混乱してしまう。

しかし読み終わってみると、どの人も同様に疑ってみたつもりなのに
犯人のことを一番疑っていなかったという事実に愕然とする。

ああ、やられた!

という感じ。クリスティーの作品はいくつ読んでも犯人が全く分からないのが魅力だ。

今回はそれに加えて、謎解きパートで犯人のトリックを読んで、
ああーあれはトリックだったのか!まんまと騙された!
と登場人物も一緒に驚いていたことが面白かった。

見事な伏線回収。
実に見事な終わり方。
仮説が楽しい前半、気になってページを捲る手がとまらない中盤、そして華麗なる終盤…。
この作品の評価が高いのも頷ける。
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2015.04.04 23:00 | 推理小説 | トラックバック:(0) | コメント:(0) |

μ'sの6thシングル発売!!

μ'sの6thシングル、Music S.T.A.R.T!! 発売しました!

わたしはHMVのネット予約で買ったので、ポストカードが付いてきました。
ほんとは凛ちゃんのジャケットが欲しかったのですが、予約するのが遅くて二次入荷分になってしまうとのことで、諦めました…。

まあ、ラブカは凛ちゃん当たったから、結果オーライ!

はやくOVAとPVフルが見たい!

(写真がHMV特典のジャケットポストカードです)


post card







凛ちゃんのラブカ!!可愛いりんりんりんがべー





rin loveca upversion




2013.12.01 12:56 | μ's | トラックバック:(0) | コメント:(0) |

半年ぶりの更新w 読書記録始めます

学校の先生に 「本を好きだというのなら、そういう仕事に携わりたいのなら、一ヶ月に10冊は本を読みなさい。」
と言われたので、挑戦することにしました。

で、どうせならその感想もあった方が後々読み返して楽しめるだろうと思い、ブログで読書記録をつけることにしました。
まあ全然更新してなかったんですけどね。ブログ(笑)状態なんですけど。

読書記録第一弾「バイバイ、ブラックバード」を読みました。
作者は伊坂幸太郎さん。
双葉文庫さんから出版されています。えーと、お値段は648円+税!


Bye Bye Black bird



そして短篇集です。6つの短編が入って一冊です。けれどただの短編集ではなく、全ての短編を読んで一冊の本になっています。主人公も一貫しています。短篇集というよりも、長編がキリの良いとこで6つに切れてる感じです。





【あらすじ】
決して整った顔立ちではない青年、星野一彦。
彼は同時に5人の女性と付き合っていた。

しかし彼は怪しい〈あのバス〉に連れて行かれることになり、
彼女達に別れ話をしに行く…。

そして彼を〈あのバス〉へと連れて行くための監視役は、身長190cm、体重200kgのブロンドヘアーの
怪獣のような女性、繭美。
普通じゃない人たちが織り成すのは、普通じゃない別れ話。

太宰治の「グッド・バイ」の基本設定を受け継いだ、伊坂幸太郎の「グッド・バイ」ストーリー。




伊坂さんはこの小説の最後にあるロングインタビューの中で、ご自分の作風を
『ちょっと変わったキャラクターとそれに振り回される人がいて、登場人物たちのやりとりが楽しくて、いろんなところに張ってある伏線が少しずつつながっていき、要所要所で「ああ、そうなんだ」とはっとする感じ』
と表現しています。

うん、その通りですね。さすがご本人!

そして例に漏れずこの小説もそんな感じで、キャラのやりとりが楽しいです。
キャラのやりとりと言っても、セリフが面白いだけじゃないんです。

行動とか、そのキャラの思考とか、
そういった色々なことが楽しくストーリーに絡みついてくるんです。


ストーリーといえば、五股ってすごいインパクトですよね。
しかし、五股というすごい出来事が段々「この人達ならありえるかも」と思ってしまうほど、この小説のキャラクター達は個性があるのです。

そしてこのキャラクター達はこんなあっさりしたあらすじに色々な事件を持ってきてくれて、
伊坂さんは伏線を持ってきてくれて、
で、キャラクターに愛着が湧いてきた頃に伏線が繋がって
「ああ、こうなるのか。なるほどね。」とスッキリさせてくれます。

但し、伏線回収は一番謎を呼ぶ「あのバス」についてには及びません。
しかし「あのバス」はただのメタファーでいいと思います。

これは個性的なキャラクターがストーリーを振り回して、そのやりとりのおかしさを楽しむ本であり、
伏線にちょっと心を揺さぶられる本であるから。

2013.05.26 22:01 | 読書記録 | トラックバック:(0) | コメント:(0) |

久々の更新

ゴーストトリックというゲームをクリアしました!

感想を記録しておくために久々に更新\(^o^)/

ハードはDSです
ジャンルはミステリー
値段はゲオで中古1480円でした。

ストーリーは濃厚だけど、たった一夜の物語です

主人公が死んでいる所からスタート!
主人公がなぜか持っていた「死者のチカラ」をつかって色々なモノにとりついて、操って、過去の運命を書き換えていきます。

運命の書き換えっていうのがなかなかむずかしくて、色々な方法を考えて試すのが楽しい。
そして何よりストーリーが気になってグングン進めたくなる。
難易度が段々上がっていくけど、何度でも繰り返せるから楽しく遊べる。

ストーリーにもちゃんと死者のチカラが関わってくるので、謎を完全燃焼して終われる。
ミステリー好きにはオススメなソフトです。

サクッと終われてスッキリ(*´∀`)

2013.01.13 22:53 | ゲーム | トラックバック:(0) | コメント:(1) |

切ない!夏休みの終わり切ない!

「彼女は存在しない」を読みました。

感想がネタばれにつながり、この本からもらった気持ちをみなさんが得られなくなったら
悲しいので、感想は少しにしてあらすじを書いておきます。

ジャンルはミステリ、そして青春小説です。

あらすじ
平凡に暮らしていた香奈子とその恋人の貴治。
ある日香奈子は謎の人物「アヤコ」と間違われ、「アヤコ」の友人だと名乗る女性由子と出会う。
由子と出会ってまもなく、恋人の貴治が死に、香奈子の人生は緩やかに狂っていく・・・。
一方、「アヤコ」の兄・根本有希は妹の多重人格を疑い、段々とその証拠を掴んでいく。
果たして、この物語にどんな終着点が待ち構えているのか・・・?


とまあ、こんな感じですかね。
なんか幻冬舎文庫の裏のあらすじが・・・ちょっと言いすぎな気がするから自分で書きました。

まあ大抵の人は謎の半分くらいは推理できます。
でも大体物語の裏が分かっても、この伏線回収と物語の終結には驚かされる。

この小説は青春小説としての切なさとミステリとしてのおもしろさを兼ね備えている。
長くて途中でちょっとだれちゃったけど、最後まで頑張って読みましょう。

帯の裏に解説からの抜粋があって、これだけ読んであらすじは読まない方がいいんじゃないかなー。
まあ読んでも全部の謎が解けるわけではないけど、ヒントみたいになってしまってる。


多重人格という鉄板なテーマだけど、これはそれだけでは終わらない。
ちょっとグロ入るけど、この読み終わった後の切なさを考えると読む価値ある。

多重人格について自分視点で考えさせられた。

2012.09.18 18:05 | 読書記録 | トラックバック:(0) | コメント:(0) |

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